アンチドーピングについて

皆様はスポーツを通じて、何を得られましたか?
人それぞれだとは思いますが、
ルールを守ることの大切さ、チームワークの大切さ、苦しい時、つらい時ほどやる気を出すことの大切さ、一生の思い出となる経験などにスポーツの価値を感じたのではないでしょうか。
 

自分を信じて最善の努力をし、懸命に勝利を目指そうとすること-
仲間を信じること-
対戦相手や仲間を尊敬すること-


これらは、国を越えて尊重されているスポーツの価値の基盤です。

ドーピングをしてしまうことでアスリート自身が社会的信用を失うだけではなく、スポーツ全体の価値を損なうことにもなります。
観客は、アスリートが正々堂々と競い合っている姿に感動を覚えるもので、一人のアスリートの過ちで、その期待と信頼を裏切ることになりかねないのです。

そこで、我々薬剤師はスポーツファーマシストとして、ドーピングを防止する為の活動を行っております。
特に多いのは、「うっかりドーピング」と呼ばれるもので、アスリートが意とせず風邪薬などを服用し、その中に禁止物質が含まれるといったケースです。

大半のアスリートはアンチ・ドーピングに関する情報が乏しいのが現実です。
つまり、最も情報を必要としているアスリートに対し、 アンチ・ドーピングに精通した薬の専門家のアドバイスを身近に受けられることは非常に有効と思われます。
アンチ・ドーピングの規則はとても複雑で、 一般の医師やスポーツドクターが理解しているとはかぎりません。もちろんアスリートや指導者に十分な知識をもつ人は少ないでしょう。

アンチ・ドーピングに精通した薬の専門家は、本当に少ないのが実状です。
しかし、スポーツの現場で必要としているアスリートはたくさんいます。
アスリートが安心して、身近に薬のことを相談できるアンチ・ドーピングの薬の専門家、それがスポーツファーマシストです。